尖閣諸島の歴史と現状

　7月5日、尖閣諸島の北小島に上陸した。
　今回の目的は久場島周辺海域で採取されていたタカセガイやヤコウガイの実態調査。
　4日午後、石垣港を出港し久場島を目指したが、予想以上に波が高くシケのため久場島周辺海域に到着したものの、ダイビングによる調査を実施することはできず、波が穏やかな南小島と北小島の間の海域に停船することを余儀なくされた。
　北小島の断崖絶壁には無数の海鳥が無数に飛び交い、見るものを圧倒。
　これは、「実態を確認しなければならない」との思いに駆り立てられ、衝動的に海に飛び込んだ。
　北小島に上陸すると、無数に飛び交うアホウドリと思われる海鳥が我々を威嚇し、上陸を妨げたため、断崖をより登ることなく、1時間ほど滞在し漁船に戻った。
　北小島への上陸は今夏を合わせて3回目。10年前に上陸したときには、海鳥の姿は全く観察することはできなかった。改めて海鳥が北小島に生息していることが確認された。
　今回の成果は、北小島の海鳥（アホウドリと思われる）を確認することができたことだ。
　写真には鮮明に映ってはいないが、アホウドリと確認できれば、大きな成果である。
　現地調査のため次回も尖閣諸島を目指しますので、皆様の応援よろしくお願い申し上げます。