てぃーだブログ › 尖閣諸島の歴史と現状 › 玉城沖縄県知事の発言に思う

2019年06月04日

玉城沖縄県知事の発言に思う

玉城沖縄県知事の発言に思う
  
  玉城沖縄県知事は5月31日の定例記者会見で尖閣諸島問題について「中国公船がパトロールしているので故意に刺激するようなことは控えなければならない」と発言した。八重山日報社の記者の質問に答えたという。
  そもそも日本の領海内に於いて漁労をすることが中国を刺激することなのか。疑問を抱かざるを得ない。更に、尖閣諸島周辺海域に於いて「触発するような出来事が起こらないように互いに関係機関を通じて周辺海域の安全をしっかり確保しておかなくてはならない」等の発言には呆れるばかりである。
  尖閣諸島は我が国の領土である。そのことを玉城知事はどのように考えているのか。理解不可能である。
  尖閣諸島は明治15年、無主地であった島を福岡県人の古賀辰四朗氏が開拓し明治政府は、どの国の支配も及んでいないことを確認し、明治28年1月14日に閣議決定をし、我が国の領土とした。
  しかし、昭和43年6月に国連のアジア極東委員会が尖閣諸島周辺の大陸棚に石油が埋蔵されている可能性があるとの発表を受け、中国は眼の色を変え尖閣諸島は中国領であると主張し、中国公船による領海侵犯を繰り返し、現在に至っている。
  玉城県知事の会見を要約すると『尖閣諸島は日本の領土ではなく、沖縄県の行政区域でもない』と云うもので、納得できるものではない。
日本の領海で漁労を営む沖縄県民の平和と安定をどのように考えているのか。玉城県知事の真意を問いただしたいものである。
  危険に晒されて早急な移設が求められている米軍普天間飛行場の辺野古反対をあれだけ訴え、県民の安全を指摘し続けている玉城県知事である。
  日本の領土であり沖縄県の行政区域である尖閣諸島周辺海域で漁労する県民に対し、領海侵犯をしている中国公船がパトロールしているから『故意に刺激するな』という発想は、いかがなものかと憤りを感じる。
  県民の命と安全を守る県知事の発言とは思えない。尖閣諸島を中国領と認めるような玉城県知事の発言を糾弾するとともに、発言の撤回を求めるものである。更には、尖閣諸島周辺海域で安全に操業ができるようしっかりとした取り組みを求めるものである。



Posted by 仲間均 活動ブログ at 09:16│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。