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2017年05月19日

南小島は水もあり人も住んでいた

 石垣島への自衛隊配備問題を巡り、17日、若宮健嗣防衛副大臣が石垣市を訪れ、陸自配備計画に伴う施設配備案を提示した。若宮防衛副大臣の来島に伴い、石垣市役所前には陸自配備計画に賛成、反対する住民が押しかけ、推進、反対のアピールを繰り返した。
 その中で石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の上原秀政共同代表は「私は尖閣諸島の南小島に足を踏み入れた事があるが、水もなく岩だらけで人の住めない場所だ。こんなところを守るために命を懸ける必要があるのか」と訴えたという。
 さて、個人の思想信条の自由は保障されているが、自衛隊配備反対の立場も自由だが、尖閣諸島に関して誤解?に基づく嘘を並べ、日本固有の領土であり、石垣市の行政区域である尖閣諸島を守る必要はないと断言するのは如何な物だろうか。
 尖閣諸島の南小島には断崖のくぼみに貯水槽が2基設けられ、我々が確認したときも水が溜まっている状況であり、上原氏が主張する「水もなく」と言うのは間違いである。また、以前は島で居住していた痕跡もあり、「人が住めない場所」というのも大きな間違いである。
 「こんなところを守るために命を懸ける必要があるのか」として、自衛隊配備反対をアピールしているが、日本固有の領土であり、石垣市の行政区域を守る必要がないと主張するなら、石垣市も守る必要がなく、ひいては日本を守る必要がないという主張であり、国防を放棄し、今や領土拡大を目論んでいる中国に領土を進んで提供するようなもので、果たして言論の自由とは言えども許される発言なのか。
 日本国民、市民は石垣市の行政区域のなかで安全、安心して暮らせる権利が享受され、国は国民が安全で安心して暮らせるよう国土を守るために外交によるアピールや国防による力で均衡を保っている。尖閣諸島を守るのは日本固有の領土であり、石垣市の行政区域である事からも、国防として様々な施策を展開する必要がある。
 上原氏の自衛隊配備反対の自由は保障されても、「水がない。人が住めない」というような過ちを堂々とアピールし、「こんなところを守る必要があるのか」と主張するのは「尖閣諸島は中国に乗っ取られても構わない」という暴言と言わざるを得ないのである。尖閣諸島周辺海域で命がけで国土を守る活動を展開している海保や監視体制を強化している自衛隊の活動を否定するものである。
 尖閣諸島を守る会としては、上原氏の発言に対して「尖閣諸島南小島には水もあり、人が住んでいた」との認識を新たにし、自らが足を踏み入れ確認したならば、認識の浅さを自覚し、今後の発言では改める事を期待するものである。自衛隊反対のために嘘を堂々を宣伝するのは誤ったブロパガンダであると指摘せざるを得ない。
 中国公船は連日のように尖閣諸島への領海侵犯を繰り返し、虎視眈々と実効支配を目論んでおり目が離せない。尖閣諸島を守る会では海保の巡視船による領海警備のなか、尖閣諸島周辺海域での漁労を目指しているが、悪天候が続き、出港する事ができない状況が続いているが、天候次第で出港する事にしており、波高し、尖閣諸島の現状をお伝えしたいので、皆様のご支援、ご協力をお願い致します。



Posted by 仲間均 活動ブログ at 09:23│Comments(1)
この記事へのコメント
尖閣諸島に人が住む環境を作るにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか? 国が整備して物資輸送やインターネットなどの最低限のインフラが整え生活を保障することができれば国益のために居住を希望する人が出てきませんか?
Posted by 宮武久明 at 2020年11月15日 21:40
 
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